催眠の歴史

発祥は呪術的なまじないの類による。
地中海から中国、ヨーロッパまで広くその元祖と呼べる概念があった。

18世紀、ドイツのフランツ・アントン・メスメル医師により、
患者に対して磁気療法が行われる。この療法は人の五感にも着目されており、
催眠の発展の足がかりとなる。
なお、ここでいう磁気とは、宇宙に満ちているもの(エーテル)であると考えられ、
これを患者に送り込むことによって疾患を治癒するというものであった。

同じ頃、ピゼギュール侯爵が"人工的な眠り"を発見。
磁気療法の中で偶然発見されたものだが、これが後に言う催眠性トランスである。
しかし、この時は依然として磁気への信仰が揺らぐことはなかった。

19世紀、ファリア師と呼ばれるポルトガル僧が磁気を否定。
"人工的な眠り"から言語暗示によって人を完全に眠らせることに成功。
しかし、メスメルの磁気療法を信奉するものはまだ多かった。

なお、18世紀にガスネルという神父が降魔術によって人の体を暗示の通り動かしたり、
カタレプシー(硬直現象)を起こしていたという記録がある。

19世紀、ロンドンのジョン・エリオットソン医師が、磁気を用いた暗示で
無痛催眠を行い、当時麻酔がなかった手術の死亡率を50%から5%ほどに
減少させることに成功した。インドのジェームズ・エスデイルも
同様の催眠を行っていたが、両者とも催眠は医療行為として認められないとして、
裁判を受けることとなった。

その後、イギリスの外科医ジェームズ・ブレイドによって、凝視法が発見される。
彼は、メスメリストの行った公演において、被験者の目が開かなくなったのは
一点を見つめていたからではないか、という仮説から
凝視が催眠性トランスを誘発することを発見したのであった。
このことは1843年彼の著書『神経睡眠学』の中で提唱されている。
このとき、催眠に「ヒプノティズム」という名前が与えられることとなった。

さらに、フランスの田舎の病院の医師オーギュスト・アンブロア・リエボーと
ナンシー医科大学教授のイポリット・ベルネームにより、
言語暗示重視による催眠治療が推し進められ、後にナンシー学派と呼ばれた。

一方、サルペトリエール病院の医師ジャン・マルタン・シャルコーや、
後に分離説を唱えた、ジャルコーの弟子のピエール・ジャネー、
知能テストを開発したアルフレッド・ビネーは、磁気の効果を支持し、
催眠行為は行ったものの言語暗示は重視せず、また
催眠にかかるのはヒステリー患者のみ、一般の患者には使うべきではないとし、
サルペリエール学派と呼ばれ、ナンシー学派と対立した。
結局、ナンシー学派が勝利することとなる。

19世紀中ごろからウィーンの医師ヨセフ・ブロイエルによって
新しい催眠療法が生まれる。これはカタルシス療法と呼ばれるもので、
催眠によって過去の出来事を患者に思い出させ、そのとき抑えていた感情を
吐き出させることによって、症状が治まる、というものだった。

精神分析学の祖であるジグムント・フロイトはブロイエルと協力し、
無意識の内部に過去の出来事が抑圧されていることに着目。
カタルシス療法はこうして生まれたが、この療法は
症状の再発があるという欠点があったため、フロイトは
自由連想法という新しい療法を確立するに至った。

20世紀には、ジルベレルやシュレッターにより催眠夢の研究が行われた。
また、一次大戦中、ハドフィールドらは催眠分析によって戦争のトラウマを治療した。
この療法はカタルシス療法によく似ており、意識を戦時まで退行させる手法を取った。
そして1933年、クラーク・ハルは催眠を初めて学術的に検証、
『催眠と被暗示性』を著した。

この頃、ウォルベルグ、キュービー、リンドナーらは年齢退行、催眠夢、
自由連想法をさらに研究し、再条件付けや自己コントロール法なども提唱された。

また、薬剤師のエミール・クーエにより自己催眠が編み出される。
これをクーエの理論と呼び、新ナンシー学派が興った。
そして、ついに1923年、ベルリン大学教授のJ.H・シュルツによって、
自律訓練法が編み出される。

そして現代、ミルトン・エリクソンによって間接的な誘導が行われ、
抵抗の少ない、患者主体の催眠法として支持される。
これをエリクソニアン催眠という。

なお、日本では明治初期に伝わり、中期には世間一般に知られた。
その頃は魔睡術と呼ばれ、大沢謙二や井上円了らが研究していた。
また、医学的に催眠を用いたのは馬島東伯であった。
このころ、ショーにも使われるようになり、明治30年代に流行した。
福来友吉が『催眠心理学』を著す。

二次大戦後は成瀬悟策、池見酉次郎、栗山一八らが優れた業績を上げた。


え、何?脈絡?
知らんなぁ・・・
目指せ、催眠マスター!
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Author:ゲームマスター
射出!!
21世紀をデュエル脳で生き抜こうとする、貧乏デュエリスト。
人は彼をゲームマスターと呼んだ・・・(※呼びます)
意味不明の構築、意味不明の考察、そして身内ネタが支配するカオス愚痴日記。それがこのブログである・・・

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